選書について

こども本の森 中之島では、さまざまなジャンルの本を12のテーマにわけて並べました。子どもたちの日常生活や好奇心に寄り添うよう、独自に編まれたテーマについて紹介します。

1
自然とあそぼう

屋外の広場から続いてくるこの本棚は、花や植物、木々、森、川、海、山、空の色、天体などあらゆる自然環境について深く知るためのジャンルです。また、その自然と人の関わりについて知るための本も揃います。

2
体を動かす

サッカーや野球やダンスなど運動は好きだけど、普段はあまり本を読まない子どもにこんなテーマは如何でしょう? スポーツのヒーロー/ヒロインの自叙伝はもちろん、ルールブック、技術書、そこから派生して、人の体について知る本などを選びます。

3
動物が好きな人へ

犬や猫など身近なペットから、ライオンやクジラ、鳥、魚、昆虫など世界各地の生き物たち。また、過去に生息していた恐竜や幻の生き物も含め、陸・海・空、過去、未来の生きとし生けるものに関する物語や図鑑などを集めます。

4
まいにち

毎日の生活について子どもたちに考えてもらうための本棚です。暮らしの中で気になること、学校のこと、友達とのつきあい、家族との関係など日々の気になることに対してヒントをくれるような本を集めます。

5
食べる

誰にとっても身近な「食べる」ことについてのテーマを設けます。実際に料理を作るためのレシピやマナーブック、食べものに関する絵本、食育本、さらには台所道具や市場の本などあらゆる角度からに日々の「食べる」について考える本を揃えます。

6
大阪→日本→世界

大阪を始発点とし世界を知ってもらうための本を集めます。旅の本を中心としながら、大阪の名物や名所、歴史についてわかる本、日本の文化、さらには世界の文化に興味を持ってもらえるような本を揃えました。

7
きれいなもの

絵画や彫刻などのアートの分野はもちろん、詩やファッション、 宝石、幾何学(数学)など多種多様なジャンルからこの世に存在する「きれい」を集めます。いろいろな角度から「きれい」の多様性を知ってもらうための本棚です。

8
ものがたりと言葉

このテーマでは、ものがたりと言葉について考える本を集めています。ずっと読み継がれている大きな物語や古典、ファンタジー長編、詩歌や俳句など言葉の重みや繊細さを感じてもらえるような本を選びます。 また、子どもにも読める辞典など道具としての言葉に対する意識を高める本も選びます。

9
未来はどうなる?

これからやってくる社会がどうなるのかを想像するための本を集めます。のりもの本を出発地点としながら、テクノロジーや産業の未来、宇宙開発技術、さらにはSFなど、世界の行く末を見通すためのテーマです。一方、過去を振り返るための歴史を学ぶ本や戦争などに関する人類史もこの棚に入ります。

10
将来について考える

一人一人の子どもたちが、どんな大人になっていきたいのか考えるための本を集めます。 子どもと大人の違い、仕事やお金について、夢の叶えかた、そして希望に満ちたこれからの時間について考えるための本棚です。

11
生きること/死ぬこと

子どもにとって、最も遠いものである「死」を意識することで、逆に生きていることの実感が湧いてくるのではないでしょうか。生、死を扱った絵本や寓話や物語、詩などは多々あります。それらを前向きな一冊として包み隠さず子どもたちに届けます。

12
こどもの近くにいる人へ

このテーマでは、子どもの近くにいる大人のための本を集めます。出産や子育て、教育に関する本など、親としての振る舞いや子どもとの距離感について考える本を選びます。多様になる家族の在り方もイメージしつつ、子どもの近くに生きる大人の悩みに寄り添った本を選びます。